ロータリーのしくみ
ロータリーのしくみ
綱領 ロータリアン 公式徽章
定義 ロータリアンの特典と義務 ロータリーと政治問題
標語 クラブの誕生と発展 ロータリーの営利的利用
四つのテスト 日本のクラブの誕生と発展 職業分類
基本的特色 四大奉仕部門 日本サービスセンター
理念と実践の要点 特別月間 ロータリー文庫
特長と発展の理由 決議23-34  


綱領 
ロータリーの綱領は有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し特に次の各項を鼓吹育成することにあります。
第一、奉仕の機会として知り合いを広めること。
第二、事業及び専門職務の道徳的水準を高めること。あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること。 そしてロータリアン各自が業務を通じて社会奉仕するために、その業務を品位あらしめること。
第三、ロータリアンすべてがその個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること。
第四、奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を促進することです。


定義 
ロータリーは人道的な奉仕活動を行ない、あらゆる職業において高度の道徳水準を守ることを奨励し、 かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した事業および専門職務に携わる指導者が結び合った団体です。


標語 
「超我の奉仕」(Service Above Self)と「最もよく奉仕する者、最も多く報われる」(He Profits Most Who Service Best)が、ロータリーの公式標語です。


四つのテスト 
1.真実かどうか
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるかどうか
「四つのテストは」シカゴのロータリアン、ハーバートJテイラー氏が会社再建の際社員のモラル向上のため草案しました。 国際ロータリーはこれを職業奉仕にふさわしい短い職業倫理訓と認めています。


基本的特色 
ロータリーは、奉仕の理想を個人として、また団体として現実に適用することを奨励するために、事業および専門職務に携わる人が ロータリークラブにおいて世界的親交を結ぶ場です。 ロータリークラブは地域社会の生活面を広範に代表し、ロータリーの綱領を推進するために、職業分類に基づきその会員を選考します。 会員身分を継続するために、少なくとも所定回数はクラブ例会に出席しなければなりません。知り合うことと親睦とを永続的友情への 第一歩としてはぐくむことができるようにするためです。 ロータリークラブは会員に個人活動および職業活動においての道徳的水準を実証する機会を提供します。またロータリアンの宗教的、 政治的信念は個人の問題としてみなされます。


理念と実践の要点 
○  ロータリークラブは、創立当初より、1業1人という職業分類より出発しており、職業の中で社会に奉仕することを基本とし全員が平等です。
○  ロータリークラブは奉仕する団体ではなく、奉仕を志し、これを実践しようとする人々の集まりです。
○  ロータリーの奉仕活動は個人個人が主体で団体としてするのが本筋ではありません。 (但し最近の国際奉仕は、クラブ単位、或いは数クラブ合同、地区全体などでないと出来ない難しい問題が多くなっています。)
○  若し善意と愛の心と他人への暖かい思いやりの心がなければ、ロータリークラブはただの社交クラブでしかなく、 又職業は金儲けの為でしかなく、社会奉仕というのも施しに過ぎず、国際奉仕も社交以外のなにものでもありません。
○  ロータリークラブには見物席はありません。全員が役者であり選手である。 例会、諸会合に参加し、更に参画してこそ友情も生まれ、友好が深められます。


特長と発展の理由 
○  他の奉仕団体が、社会奉仕を主体としているのに対し、ロータリーは独特の職業奉仕哲学を持っています。
○  親睦が最重要視され、親睦により盛り上がった力を奉仕活動に向ける、親睦が奉仕活動の原動力です。
○  個人的奉仕活動が主体であり、団体で社会に貢献しようとするのではく、会員一人一人のつつましやかな奉仕によって、 自分の職業の中で社会に奉仕することが大切で、即ち職業奉仕がロータリーの主役です。
○  クラブの自治、自主性を尊重し、国際ロータリーの方針を理解したうえで、実行に当たっては最大の融通生が認められています。 各クラブは画一的ではない特色を持ったクラブ運営をすることが可能です。
○  会員の資格条件として、1業1人という職業分類が始めから確立されていますが、現在では50名未満のクラブで同一職業分類に 属する正会員は5名まで、50名以上のクラブではクラブ正会員の10%までが認められる予定です。
○  役職は1年の輪番制で交替するのを原則としています。


ロータリアン 
ロータリークラブの会員は、ロータリアンと呼ばれます。単なる通称ではなく「国際ロータリー定款」で認められRIの徽章、 またはその他の記章を着用する権利が与えられるものとすると規定されています。


ロータリアンの特典と義務 
ロータリアンとしての特典
1.ロータリーの奉仕の心を抱く多くの人々との親交が得られる。
2.自分の職業の倫理的向上を図り、地域社会に奉仕し、国際的友好を深める事の出来る機会である。
3.自分と異なった職業の多くの人々と知り合いを拡めることができる。
4.例会、その他の会合で感動的なプログラムに参加できる。
5.新会員を推薦することができる。
6.他のクラブの例会に出席し、そのクラブでも知り合いを拡めることができる。

ロータリアンとしての義務
1.出席:自分のクラブの例会に出席する義務がある。
2.委員会での任務:ロータリークラブでは全員、理事・役員・委員としてクラブの運営に当たっている。
3.新会員の推薦:これは特権でもあり、義務でもあります。


クラブの誕生と発展 
1905年2月23日、シカゴの弁護士ポール・ハリスが1業種1会員制による、親睦と相互扶助を目的として第1回の会合を開いたのがロータリークラブの誕生です。 ロータリーとは、集会を会員が各自の事務所で輪番制で持ち回りで開いたこと又、会長や役員も1年交替にしたことから名付けられました。 その後間もなく社会への貢献をその目的に加えロータリークラブは着実に成長・発展し最初の10年程の間に今日に至るまで不変の奉仕哲学を確立しました。


日本のクラブの誕生と発展 
わが国では、1920年(大正9年)10月20日、当時三井銀行の重役であった米山梅吉氏により東京ロータリークラブが設立されたのが第1号です。 世界で885番目のクラブでした。続いて1922年(大正11年)11月に大阪ロータリークラブが日本で2番目のクラブとして誕生しました。 その後1940年(昭和15年)には、クラブ数40、会員数2000名をこえるにいたりましたが、第二次世界大戦突入を前に国際的な団体に対する圧迫が 激しくなり、心ならずも国際ロータリーから脱退せざるを得なくなりました。
けれども多くのクラブで名称は変えても理念やルールは変えず戦時中も戦後の混乱期も例会を開き続けて来ました。 戦後になって1949年(昭和24年)3月東京、大阪をはじめ7クラブが国際ロータリーに復帰し、それ以来順調に拡大を続け今や米国に次ぐ 世界第2のロータリー大国になりました。


四大奉仕部門 
「クラブ奉仕」「職業奉仕」「社会奉仕」「国際奉仕」の4つの部門をいいます。 ロータリーの綱領の4つの項目を、それぞれ実践しようとする奉仕活動です。 クラブ奉仕は、会員が所属するクラブの運営を円滑にするための活動です。 職業奉仕は、会員自身の事業や職務を通じて、人々のために尽くす活動です。 社会奉仕は、その地域社会のために尽くす活動です。 国際奉仕は、諸国のロータリアンとの親交を通じて、国際間の理解と平和を推進する活動です。


特別月間 
ロータリーの特別月間(分野)の奉仕活動を強調するために、RIが設けている月間をいいます。 RIはクラブとロータリアンが月間中の奉仕活動の重点をその特定部門(分野)に置くことを要請しています。 日本では米山月間を含めて8つの月間を設けています。
8月 会員増強および拡大月間
9月 青少年活動月間
10月 職業奉仕月間・米山月間
11月 ロータリー財団月間
1月 ロータリー理解推進月間
2月 世界理解月間
4月 ロータリー雑誌月間


決議23-34号 
この決議は1923年のセントルイス国際大会で決議されたもので、当時奉仕活動について、団体による社会奉仕活動を積極的に推進していた人たちと、 ロータリーの奉仕理論に基づき個人奉仕が中心であると考える人たちとの間に深刻な対立が有り、RIの立場でそれぞれの主張を明確に位置付けようとする目的と、 とかく曖昧になりがちであったロータリーの原理の世界での初期ロータリーの試行錯誤に関わる問題を、この際解決しておこうという意図から提案されたものです。 採択後70年を経た今日でもなお、ロータリーの本質と奉仕活動のあり方を示す貴重な指針です。要約しますと次の通りです。
○  ロータリーは人生哲学である。
ロータリーは基本的には人生哲学でありそれは「利己的な欲求」と「他人の為に奉仕したいという義務感」との間の矛盾を和らげようとするものである。 この哲学は「超我の奉仕」であり「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」という実践倫理的な原理に基づいている。
○  ロータリークラブはロータリーの奉仕の哲学を受入れ次のことの実行を目指している人の集まりである。
1.奉仕の倫理が職業および人生における成功と幸福の真の基礎であることを団体で学ぶこと。
2.自分たちの間においても、また地域社会に対してもその実例を団体で示すこと
3.各人が個人としてこの理論を職業および日常生活で実践に移すこと
4.個人として、また団体としても、大いにこの教えを説き、その実例を示すことによって、ロータリアンだけでなく、
 ロータリアン以外の人々のすべてが、理論的にも、実践的にもこれを受け入れるよう励ますこと。
○  奉仕をするものは、行動しなければならない。
ロータリーとは、単なる心構えのことを言うのではなくロータリーの哲学も単に主観的であってはならず、それを客観的な行動で表さなければならない。
○  奉仕活動におけるクラブとRIの関係
クラブは、地域社会における奉仕活動を自主的に選ぶことについて、絶対的な権利を持っている。 クラブが行なう奉仕活動についてのRIの役割は、クラブに情報を提供し、問題を研究し助言を行ない標準化し開発することであって、 個々のクラブの奉仕活動を命じたり、禁じることは絶対してはならない。
○  ロータリークラブの社会奉仕活動の指針
1.いずれのロータリークラブも毎年度何か一つの主だった社会奉仕活動を掲げ、それもなるべく毎年度
 異なっていてできればその年度内に完了できるようなものが好ましい。
2.ロータリアンの数には限りがあるので、ロータリークラブは市民全体の積極的な支持なくしては
 成功し得ないような社会奉仕活動は原則として行なうべきではない。
 しかし、ロータリアン個人としては、奉仕活動を誓い奉仕の理念の教えを受けた個人として
 その分を果たすべきである。
3.ロータリークラブは、他に機関がありそれによって既に立派に行なわれている事業に乗り出すような
 ことをしてはならない。
4.クラブがひと固まりになって行動するだけで足りるような事業よりも全てのロータリアンの個々の力を
 動員するものの方が、ロータリーの精神にかなっている。
 クラブの社会奉仕活動は、会員に奉仕の訓練を施すための研究室での実験と見るべきである。


公式徽章 
ロータリーの「徽章」とは、我々が通常ロータリーバッジと呼んでいるロータリーマークの襟章のことです。 ロータリーの徽章はロータリアンの権利としてその着用が認められロータリアンとその家族が着用する襟章に使用することが許されています。 ロータリーの襟章はロータリアンの誇りを示すと同時に、その責任を表しています。 最初のロータリーの徽章は1905年にシカゴロータリークラブの会員で彫刻家のモンタギュー・M・ベアがデザインしたもので馬車の車輪を かたどった簡素なもので「文明と運動」を象徴するものでした。その後、金色とロイヤルブルーを基調とし、6本の輻と24の輪歯および 一つの楔穴のある歯車のある現在の徽章となりました。


ロータリーと政治問題 
ロータリークラブは、クラブとして政治的意見を発表したりその他の政治的行動をとったりすることは禁じられています。 個々のロータリアンが、政治的問題に関心を持ち、理解を持つことは奨励されているので、例会で政治問題や公共問題を 討議することは理解増進の手段として奨励されるべきことです。


ロータリーの営利的利用 
ロータリーにおける友情を営利のために利用することは、邪道であってロータリーの冒涜とされています。 但し、ロータリーで得られた友情の自然結果として、求めずして職業上に便宜がもたらされることがあっても、 それは必ずしもロータリー精神に反するものとは言えないと考えられます。


職業分類 
クラブは、特定の職業に偏らず、均衡のとれた会員組織を持つことが必要です。 関連または類似する職業分類の正会員が、50名未満のクラブでは5名まで、50名以上のクラブでは10%までが 望ましいとされていますが報道機関、宗教、外交官には適用されません。


日本サービスセンター 
日本の東京にあるRI事務局。日本のロータリーのための事務をとり扱う。


ロータリー文庫 
日本ロータリー50周年記念事業として設立されたロータリアンのための資料室です。 ロータリー関係の古い時代の貴重な文献から最新の出版物まで一万数千点が収集、整備保存されています。